Unclouded Eyes PRODUCERS
Unclouded Eyes(アンクラウデッド・アイズ)からトミー・ゲレロ、カット・ケミスト、ハウイB、 エヴァートン・ネルソン、マリオ・カルダート Jr. がオリジナル楽曲制作をプロデュース致します 。
The Producers:
MARIO CALDATO Jr.(マリオ・カルダート・ジュニア)
HOWIE B (ハウイ・ビー)
TOMMY GUERRERO (トミー・ゲレロ)
CUT CHEMIST(カット・ケミスト)
Everton Nelson (エバートン・ネルソン)
<問い合わせ先>
MAIL : inforush@rushproduction.net
2003年に東京で設立されたRUSH PRODUCTION!は、トミー・ゲレロ、レイ・バービー、ブラックトップ・プロジェクトなど、スケートやサーフ・シーンと縁が深いアーティスト、そしてマニー・マーク、ジョン・フルシャンテ、カット・ケミスト、プレフューズ73などのレジェンド級の革新的なアーティストのエクスクルーシヴな作品もリリースし、注目を浴びてきた。そんなレーベルの創立者である高山康志氏が、音楽業界における20年以上のキャリアを活かし、自身が築き上げてきた海外のプロデューサーと日本のアーティストとのリアルな関係性をつなげる新プロジェクト「Unclouded Eyes」を始動。
「曇りのない眼」を意味するこのプロジェクトは、海外のベテラン・プロデューサーと日本のアーティストをコラボレーションさせ、作品をクリエイトさせるといういたってシンプルなコンセプトに基づいているが、無限の可能性を秘めた試みでもある。
「自分が50歳になったことを機に、様々なジャンルのアーティストと仕事をしてきた経験を生かして、新しいプロジェクトを始めたいと思っていました。自分に影響を与えてくれて、そしてしっかりパーソナルな関係を築いてきた海外のプロデューサーに声をかけて、日本のアーティストとコラボレーションさせながらも、世界中の都市で聴かれるような音楽を発表していきたい。レコードの売り上げを意識するよりも、革新的で、クリエイティブで、長く愛される音楽をリリースしたいと思っています」と高山氏は言う。
RUSHと高山氏は、これまでレーベル業務だけではなく、ツアーやフェスのブッキング、マーケティング活動を行い、音楽をファッションや映画とつなげるプロジェクトも多数手がけてきたわけだが、Unclouded Eyesのコンセプトに賛同し、参加が決定したアーティスト/プロデューサーは、どれも高山氏がこの20年間の活動の中で信頼関係を築いてきた人たちばかりで、錚々たるメンツだ。
まずは、スケート・レジェンドでありながらも、メランコリックでシネマティックなギター・サウンドで世界中のリスナーを虜にしているサンフランシスコのトミー・ゲレロは、RUSHとは創立時から深い関わりがあり、レーベルの看板アーティストでもある。イギリスからはなんとU2やビョークのプロデュースで知られるハウイB、そしてロサンジェルスからはビースティー・ボーイズやジャック・ジョンソンを手がけてきたマリオ・カルダード・ジュニアも参加。また、ジュラシック5の活動でも知られるターンテーブリスト/プロデューサーのカット・ケミスト、坂本龍一や宇多田ヒカルなどとの共演で知られるヴァイオリン奏者/アレンジャー/指揮者のエヴァートン・ネルソンも関わることが決定。この後も、続々とRUSHと関わりのあるアーティストも参加することになりそうだ。
「とにかくジャンルに囚われずに、ダンス・ミュージックからヒップホップ、オルタナティブ、ロック、クラシック、ジャズなど、あらゆる音楽的要素を取り入れて、様々なスタイルの音楽を交錯させる橋渡し的なプロジェクトであって欲しいと思っています」と高山氏は語るが、Unclouded Eyesに参加するプロデューサーたちのバックグラウンド、ジャンル、世代もバラバラではあるが、それぞれが持つ音楽的知識と経験は奥深い。
今や世界中から日本の音楽やカルチャーが注目されており、数々のサブスクリプション・サービスやネットを通して、海外のリスナーが日本の音楽をリアルタイムで聴いているわけだが、そこにも高山氏は着目をしたという。
「海外のプロデューサーに日本のアーティストを手がけてもらって、日本だけではなく、世界に通用する作品を発表していきたいですね。特に、日本語でラップや歌を入れてもらって、それを海外のリスナーに楽しんでもらいたいです。」
昨年から世界中はコロナ禍や数々の社会問題で苦しみ、そんな状況の中で多くの人は音楽を拠り所にしてきたわけだが、そこにこのプロジェクトのヒントがあったと高山氏は語る。
「音楽の力で国境を越え、世界平和への願いを込めた音楽プロジェクトをやることに意義があると感じました。我々が発信する音楽を聴いて、世界中のリスナーに元気とインスピレーションを与えたいです。」そんな大きな野望を掲げたUnclouded Eyesだが、参加プロデューサーたちは、これからどんな日本のアーティストとコラボレーションをし、どんな作品をクリエイトするのか、注目せずにはいられない。
バルーチャ・ハシム廣太郎
<トミー・ゲレロ/バイオグラフィ>
カリスマティックなスケーターとして世界のストリートに影響を与え、オリジナリティ溢れる サウンドで多くの支持を得ているミュージシャンでもある、真のストリート・アーティスト。 サンフランシスコ出身。伝説のスケートボード・チーム【Bones Brigade】最年少メンバーと してシーンに登場。抜群の知名度と影響力を持つオリジナル・ストリートスケーターとしてス ケートボード界で成功を収めた。その後、ミュージシャンとして音楽活動も開始。98年に発表 したデビューアルバム『Loose Grooves & Bastard Blues』がロングセラーを記録、音楽シー ンでも確かな地位を確立する。オリジナル・アルバムを11枚発表している。近年ではリリースの度 に大規模なツアーを行い、日本でも数カ所ツアーを行い、新たなファンを獲得している。又、 日本ではキューピーのCMに書き下ろした「Mayo」(It Gets Heavy)でも有名に。日本のスト リートカルチャー・シーンでも絶大な人気を誇るカリスマ的アーティスト。
<マリオ・カルダート・ジュニア>
超大物プロデューサーのマリオCことマリオ・カルダート・JRがロサンゼルスから楽曲をプロデュース。ブラジル系アメリカ人のプロデューサー兼エンジニアのマリオC。アメリカではビースティ・ボーイズやジャック・ジョンソン、ブラジルではマルセロ・D2、セウ・ジョルジなどを手がけたことで知られている最もアーティストに近いプロデューサーである。
<ハウイ・ビー/バイオグラフィ>
スコットランド出身。ブリストルのDJ集団Soul 2 Soulの重要人物であったHOWIE B(Pussyfoot Records/ from London)は、そのサウンド・プロダクションの技を多くのビッグ・アーティスト達に見そめられ、アンダー・グラウンドから徐々にメジャー・シーンでその名を知らしめていった。ロンドンのスタジオでエンジニアとして働いていた当初は、Swing Our Sisterや、Siouxsie & the Bansheesの仕事をしていた。その後めきめきと頭角を表していったHOWIE Bの主なワークとしてはBjorkの『Post』から『Homojenic』、そしてU2の『Pop』で見せたサウンド・クリション。Wim Wendersからはサントラ「The End of Violence」の仕事を託される。さらにU2のライヴではサポート・アクトDJとしても活躍。そのHOWIE B、自身のレーベル<Pussyfoot>を設立し’99年に日本でアルバム『Snatch』をリリース。「Pussyfoot Records」も主宰する彼は、レーベル単位での活動も目立つ、今後も楽しみなレーベルである。
1988年代に日本のクラブ・ミュージックの先駆けとなるMAJOR FORCEを高木完、藤原ヒロシ等と共に立ち上げた中西俊夫、K.U.D.OがLondonでHOWIE BとMat Ducasseと共に結成した伝説のプロジェクト・SKYLAB。LondonのMAJOR FORCE StudioとMilo Studio(Mo’Wax)でレコーディングされた伝説のユニットである。
<カット・ケミスト/バイオグラフィ>
カリフォルニア州ハリウッド生まれのカット・ケミストことルーカス・マクファデンは、約30年にわたってレコーディングとパフォーマンスを行ってきた。ターンテーブリストとして知られる彼は、11歳のときにDJの道を歩み始めた。14歳のときに友人たち(Jurassic 5のChali 2naを含む)と一緒にレコーディングを始め、21歳にはラップ・グループのJurassic 5とグラミー賞を受賞したラテン・ファンク・グループのOzomatliの創設メンバーとなった。この2つのグループに参加したことで、ヒップホップの伝統への情熱を維持しながら、世界中の音楽やリズムへの理解を深めることができた。彼のミックステープやリミックスは高く評価されており、インストゥルメンタル曲「Lesson 6: The Lecture」が代表曲の一つとなっている。その後、カット・ケミストはDJシャドウと7インチのみを使ったミックスCDシリーズをスタートさせ、「Brainfreeze」、「Product Placement」、「The Hard Sell」をリリース。「The Hard Sell」は世界的に有名なハリウッドボウルでヘッドライナーとして初公開した。彼のソロ活動は、2006年にワーナー・ブラザーズからリリースされた「The Audience is Listening」から始まった。メジャーレーベルでの活動を経て、より自由度の高い自主レーベルを設立し、「Sound Of The Police」、「Funk Off Mega Mix」、そして2枚目のソロアルバム「Die Cut」をリリース。それぞれの作品のサウンドは大幅に違うが、一貫しているのは、すべての作品においてカット・ケミストが新境地に挑み、ファンの音楽的テイストに挑戦を突きつけ、私たちに新たな音楽的発見を与えてくれているということだ。
<エバートン・ネルソン/バイオグラフィ>
ロンドン出身、ヴァイオリニスト/アレンジャー。クラシックの影響を受けた独自のアレンジメントでクラブ・ミュージック~映画音楽~ポップ・フィールドまでを渡り歩く。ビョーク、4ヒーロー、坂本龍一のストリングス・アレンジメントを手掛けたことにより、そのキャリアを確固たるものとする。ブレイク・ビーツの上にソフトに震えるようにかぶさるストリングスの美しさは、彼の手によって「スタンダード」として確立される。サイレント・ポエツとは前作”TO COME….”で初共演。サイレント・ポエツの音楽に更なる奥行きと美しさのスケールをもたらすことに成功させる。また、ISSAY MIYAKEのファッション・ショウでもエヴァートンが指揮をとり、下田との見事なコラボレーションを実現。また。Mr.Children、宇多田ヒカル、布袋寅泰など、多くのアーティストとストリングス・アレンジを行っている。クラシック音楽を、より遠い領域に持っていくことによって、新たな息吹を与えることに成功した第一人者である。